春学期の振り返り2
テスト編
春学期は2つの授業でそれぞれ中間、期末テストがあったので
計4つのテストがありました。
どちらもテストスタイルは「持ち込み可」。
というものの、
一つは自分のノートやパソコンの持ち込みは禁止、見ていいのはテスト用コンピュータのデスクトップにある論文のみ、という摩訶不思議なテストでした。
それ持ち込み可じゃないやん!
テスト内容は授業で利用した論文のトピック(中間、期末それぞれ20本ほど)なので、
論文をその場で読めるのはまぁありがたいんですが、
なんせ一本30ページ以上の論文が20本以上あれば、
どこになにが書かれていたかなんて覚えきれません。
このテストは2時間で2本のエッセイを書くものですが、
該当箇所を探している間に時間が無くなってしまいます。
つまり、どの研究者が書いたどの論文に何が書かれていたかをほぼほぼ暗記しないといけないというものでした。
対策として私は、毎回の予習で各論文のまとめをつくり、
テスト前にそれらを見直し、各テーマ・論文を結び付けて論じられるように
最低限の内容を頭に入れました。
また、「○○が書いた論文を用いて論じなさい」と言われただけで、内容が思い浮かぶように執筆者と内容をリンクさせて覚えました。
よし、これで完璧、、と思いきや中間テストで失格という結果に。。
(クラスの半分の学生が落ちました。。そんなことある!?)
なんで?全部覚えたのに!?
実はエッセイの書き方のコツをわかっていなかったようです。
・各論文で出てくる理論や単語を用いるときは、まずその定義を明確に記述すること。
(大切な理論や単語を自分の言葉で短く定義づけられるように練習しました)
・字数制限(各600ワード)があるので、深く関連するポイントのみを抜粋すること。
・中身が大事なので、イントロ、コンクルといった箇所は重要ではない。場合によっては削っても良い。
再テストを乗り越え、これらのコツを手に入れた私は
期末テストでクラス一位の成績をとることができました。
やっほい。
そしてもう一つのテストはというと、文字通り「持ち込み可」だったので
自分がまとめたノートやプリント、パソコンも持ち込むことができました。
(ネット接続は出来ません)
しかし、先ほどのテストがパソコンを用いたエッセイだったのに対し、
こちらのテストは手書きのエッセイでした。
3時間で手書きエッセイ8本(字数制限なしですが、回答用の枠がありました)
しんどっ!
私は文字が小さいタイプなので、回答するスペースが足りなくなるという心配はありませんでしたが、
英語で手書きエッセイなんて経験したことがなかったので、
果たして時間内に書ききれるのか、スペルミスをしないか、などなどとても不安でした。
一番心配したのは、自分は筆記体を使えないという点でした。
筆記体ってさらさら書くからとても速いイメージ。
しかし友人に聞いてみたところ、
「え、誰も筆記体なんて使ってないよ~ 小学校以来使ったことないわ!」
とのことだったので一安心。
むしろ筆記体のひの字も知らない私の手書きアルファベットはとても読みやすいらしく、教授からも感謝されました
(何人かは「お前の字は読めない!」とよびだされ、自分の回答を音読させられていました笑)
ていうか読めない可能性が大きいのになぜ手書きテストなんだろう。
というわけで、手書きの問題はクリアしましたし、
エッセイに関しても自分のまとめがあれば怖いものなし。
(まとめと言ってもすごい量だったので、重要ページや論文ごとに付箋を貼って、テスト中に素早く検索できるように工夫しました)
タイムマネージメントが一番難しかったのですが、
中間、期末ともに良い成績で合格できました。
やっほい。
そんなわけで、
中間テストで失敗したときはどうなることかと思いましたが
(人生で一番落ち込んだかも)
無事に合格し、次の学期に進む権利をゲットできました。
ちなみにテストで不合格だと、再テストを一度だけ受けることができるのですが、
それも落ちると来学期にまた授業を受け直さないといけません。
つまり学費をまた払うということ。。。
私にその選択肢はないので、再テストで不合格=退学 というぎりぎりの状況でした。
本当に心臓に悪いので、再テストはお勧めしません 笑
EU出身の学生の学費はとても安いので彼らは
「まー落ちたらまた来学期がんばるわ」
くらいの軽いノリだったのですが、
これが一番悔しかったです。
分かり合えない溝がそこにあるという感じ。
その分、non-EUno再テスト組の結束力は半端じゃなかったです。笑
合格OR退学のプレッシャーが常にのしかかる状況で
テストを受けるのは精神的に辛いものがありますが、
合格した時の達成感は素晴らしいです。
最後に、やっぱりクラスメイトの助けは力になります。
お互いの理解を確認し合ったり、まとめを比較して修正したり、
テスト回答を見せ合って次回の対策を練り直したり。
そのためにも日ごろから友人と仲良くしておきましょう笑